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変異株の予防対策&治療update

お役立ち医療コラム

新型コロナウイルス感染症
変異株の予防対策&治療update

更新日:2021年9月17日

急激に患者数が増加した新型コロナウイルス感染症の第5波。患者数は一時より減少傾向にありますが、地域によっては依然として重症者病床使用率が高く、冬にかけて第6波の可能性も指摘されています。2回のワクチン接種後の感染例や新たな変異株の報告などもあり、感染予防対策を徹底することが求められています。

デルタ株への置き換わりで患者数が急激に増加

新型コロナウイルス感染症は、感染者の増加により、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の地域拡大、延長を余儀なくされています。首都圏を中心に医療体制はひっ迫しており、患者数が急激に増加した8月には自宅療養者が全国で10万人を超える日もありました。

感染者の急激な増加の背景には、デルタ株という変異株への置き換わりがあげられます。9月上旬の段階で、ほぼすべての都道府県の新規感染者の8割超がデルタ株で、直近では各地で10割近くにのぼると推計されています。※1

デルタ株は感染力が高く、CDC(米国疾病予防管理センター)の報告によると、水痘-帯状疱疹ウイルスとほぼ同じ感染力を持つといわれています。

また、デルタ株では子どもや10~20代の若い世代での感染者も多くなっています。感染力の強いデルタ株は家族への感染を防ぐことが難しく、家庭内感染が患者数増加の要因のひとつとなっています。

“一密”でも感染リスク?

新型コロナウイルス感染症は、従来株の流行時から「密集」「密接」「密閉」の三密を避けることが予防対策として重要視されてきました。しかし、感染力の強いデルタ株では、三密の条件を満たさない状況での感染例も報告されています。

新型コロナウイルスのワクチン接種は、デルタ株に対しても重症化予防効果は高いと考えられています。しかし、これも完全ではなく、ブレークスルー感染と呼ばれるワクチン接種後の感染も報告されています。

ワクチン接種後も、自分自身が感染をしないため、ほかの人への二次感染を防ぐために、マスクを着用することが重要です。布マスクやウレタンマスクで予防効果が下がるといわれています。不織布マスクで鼻と口を確実に覆い、隙間ができないように装着すること、短時間でも会話をする際には不織布マスクをつけるようにしましょう。

軽症者に対する治療薬の開発に期待

2021年7月に重症化するリスクが高い人に対する治療薬として、中和抗体薬(カシリビマブ/イムデビマブ)が特例承認されました。2種類の薬を使うため、抗体カクテル療法と呼ばれています。点滴投与により、重症化するのを抑える効果が高いことがわかっています。

9月には1種類の薬を点滴投与することにより重症化を防ぐ効果が期待される別の中和抗体薬が承認申請されました。海外ではすでに使用されており、国内でも特例承認が見込まれています。しかし、この2つの薬剤はいずれも重症化リスクの高い人に対する治療薬となっています。

新型コロナウイルス感染症は、軽症の場合特別な治療がいらないこともありますが、一方で基礎疾患がない人、若年者でも急速に重症化する例が報告されています。現在、軽症から中等症を対象にした飲み薬の開発も進められており、現在使われているものとは異なるタイプのワクチンの開発も進んでいます。

長期間に及ぶ日常生活の制約が続いていますが、変異株は感染力も高く、一層の注意が必要です。感染を防ぐための行動を心がけましょう。


引用・参考資料
※1 国立感染症研究所:新型コロナウイルス感染症の直近の感染状況等(2021年9月2日現在)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/10619-covid19-ab50th.html
厚生労働省:新型コロナワクチンについて 開発状況について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00223.html
新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き 第5.3版
https://www.mhlw.go.jp/content/000825966.pdf
内閣府:新型コロナウイルス感染症対策分科会「ワクチン接種が進む中で日常生活はどのように変わり得るのか?」
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/taisakusuisin/bunkakai/dai7/vaccine_nichijou.pdf

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2019年8月22日
りょう さん

 今回のかんたん健康レッスンvol84「その痛み、気象病かもしれません」は大変示唆に富んだ提言だと思います。来年のオリ・パラは、今からでも遅くない、秋に開催すべきであると、切に思いました。

2019年8月2日
ブラック さん

睡眠時無呼吸症候群って最近TVでも話題にされる疾患ですね。身近な人もこの疾患で治療していたこと聞きました。自分ではなかなか気づかない怖い病気ですね。

2018年12月1日
りょう さん

「かんたん健康レッスン」は、いつも参考にさせていただいております。vol.75「子どもの体力は下「がっているの?」のなかで、「疲労からの回復力」や「柔軟性」が、体力として広くとらえられていることに共感いたしました。体力の低下と言えば、すぐ「鍛えなければ」との思いがわきがちですが、野外での遊びの中から愉しく身につけていくものであることが、よくわかりました。



2018年2月26日
りょう さん

かんたん健康レッスンvoL.68「腸内温度に気をつけよう」は、普段の生活の中ではともすると見逃してしまう視点であり、私の生活習慣を見直すひとつの契機になりました。ありがとうございました。今後とも、このような新しい知見をわかりやすく教えてください。



2017年3月26日
りょう さん

 森田正馬は、自己の体験をもとに、神経症を精神の病でなく自己理解の誤りから生じていると喝破した。たとえば書痙は、文字を書こうとすると手が震えたり強直して書けなくなることで、神経症の一つとされているが、結婚式等の列席者名簿に改めて名前を書こうとするとき、緊張してうまく書けない経験は多かれ少なかれ誰しもあるだろう。普通はその違和感を忘れてしまうのだが、完璧を目指す神経質者はそれに拘り、あってはならないこと、なくそうなくそうとして返ってその違和感が固着する。もともと病ではないのだから、軽症の場合は、森田療法関連の本を読むだけで解決するケースも多く、私もその一人です。

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