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めまいや息苦しさなどの症状が現れる化学物質過敏症

お役立ち医療コラム

新型コロナ対策の手洗い・アルコール消毒が原因で!?
めまいや息苦しさなどの症状が現れる化学物質過敏症

更新日:2021年8月20日

新型コロナウイルス感染症は、感染力の強い変異株への置き換わりが進んでおり、ワクチンを接種した後でもマスクや手指の消毒は変わらず行う必要があります。しかし、そのなかに含まれる化学物質の成分によってめまいや息苦しさ、頭重などの体調不良を起こす人もいます。これは化学物質過敏症の症状で、重症になると化学物質を避けるために日常生活に支障が出る人もいるほど。新型コロナウイルス感染症対策が続くなかでどのように対処すれば良いのでしょうか。

においや環境に過敏に反応する化学物質過敏症

新型コロナウイルスの感染予防対策として日常生活で欠かせないものとなった手洗いやアルコール消毒。感染予防のために頻回に行う必要がありますが、石けんの香料やアルコール消毒剤などに含まれる化学物質が体調不良の原因になることも。

化学物質過敏症は、微量の化学物質に長期間さらされていたり、大量の化学物質を浴びたりすることで発症するといわれていますが、同じ環境にいる人がすべて発症するわけではなく、原因やその実態はわかっていません。

石けんやアルコール消毒剤だけでなく、農薬、たばこの煙、柔軟剤、防虫剤、建材や家具などに含まれる微量な化学物質のにおいなどによって症状が出ます。症状の強さや出方には個人差があります。

苦手なにおいのない石けんでコロナ対策との両立を

化学物質過敏症は、めまいや手足の冷え、強い疲労感などの自律神経系の症状や吐き気、胃痛などの消化器症状、不眠や不安などの精神症状をはじめ、目がチカチカしたり、息苦しさを感じたりすることが多いといわれています。

ただし、これらの症状は別の病気が原因の可能性もあるため、体調不良が続く場合には医療機関を受診して別の病気がないかを診てもらいましょう。

化学物質過敏症によって体調が悪くなった場合には、そのにおいの原因から離れること、しっかりと換気するなどの対応が必要です。石けんの香料やアルコール消毒剤のにおいが苦手な人は、新型コロナウイルス感染症予防対策として苦手なにおいのない無添加石けんなどを持ち歩き、その都度手洗いをするなどの工夫をしましょう。外出先でアルコール消毒剤を使う人が多いため、できるだけ外出を避けることも大切です。

心のケアでストレスの軽減をはかることも治療に

化学物質過敏症の人は、以前体調が悪くなったことがトラウマとなって、苦手な化学物質がなくなった後も、同じ環境にいることで体調が悪くなってしまうことがあります。

また、周囲の人ににおいで体調が悪くなることを訴えても理解してもらえない、気のせいだと言われた経験から不安が強くなる人もいます。その場合、心のケアをすることで改善が見込めることもあります。

現代社会では、日常生活から完全に化学物質を切り離すことは難しいといえます。苦手なにおいをできるだけ避け、化学物質があってもできる限り普段通りの生活ができるように、ストレスを軽減する工夫もしましょう。

》気になるカラダの症状〜こころの病気
》お役立ち医療コラム いまを生きぬくメンタルケア 第14回なぜ人は不安になるのか

参考資料
わかる! 身につく! 健康力 原因は化学物質だけじゃない トラウマも関係!? 化学物質過敏症.へるすあっぷ21,2019.8.

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2019年8月22日
りょう さん

 今回のかんたん健康レッスンvol84「その痛み、気象病かもしれません」は大変示唆に富んだ提言だと思います。来年のオリ・パラは、今からでも遅くない、秋に開催すべきであると、切に思いました。

2019年8月2日
ブラック さん

睡眠時無呼吸症候群って最近TVでも話題にされる疾患ですね。身近な人もこの疾患で治療していたこと聞きました。自分ではなかなか気づかない怖い病気ですね。

2018年12月1日
りょう さん

「かんたん健康レッスン」は、いつも参考にさせていただいております。vol.75「子どもの体力は下「がっているの?」のなかで、「疲労からの回復力」や「柔軟性」が、体力として広くとらえられていることに共感いたしました。体力の低下と言えば、すぐ「鍛えなければ」との思いがわきがちですが、野外での遊びの中から愉しく身につけていくものであることが、よくわかりました。



2018年2月26日
りょう さん

かんたん健康レッスンvoL.68「腸内温度に気をつけよう」は、普段の生活の中ではともすると見逃してしまう視点であり、私の生活習慣を見直すひとつの契機になりました。ありがとうございました。今後とも、このような新しい知見をわかりやすく教えてください。



2017年3月26日
りょう さん

 森田正馬は、自己の体験をもとに、神経症を精神の病でなく自己理解の誤りから生じていると喝破した。たとえば書痙は、文字を書こうとすると手が震えたり強直して書けなくなることで、神経症の一つとされているが、結婚式等の列席者名簿に改めて名前を書こうとするとき、緊張してうまく書けない経験は多かれ少なかれ誰しもあるだろう。普通はその違和感を忘れてしまうのだが、完璧を目指す神経質者はそれに拘り、あってはならないこと、なくそうなくそうとして返ってその違和感が固着する。もともと病ではないのだから、軽症の場合は、森田療法関連の本を読むだけで解決するケースも多く、私もその一人です。

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