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“コロナフレイル”の予防

お役立ち医療コラム

コロナ禍の外出自粛が生活不活発を招く
高齢者の“コロナフレイル”に要注意

更新日:2021年6月18日

新型コロナウイルス感染症の流行が続き、外出自粛や人との接触を減らすなどの予防対策が求められています。その一方で懸念されているのが高齢者の心身機能の低下「フレイル」です。要介護を防ぐために、今必要とされるのがコロナ対策とフレイル対策の両立です。

栄養・運動・社会参加でフレイルを防ぐ

フレイルとは、加齢による心と身体の活力の低下に加え、慢性的な病気を抱えていることで生活機能に影響が及び、心身が衰えていくことです。要介護の原因になるため、2020年度から75歳以上の高齢者を対象に、要介護状態になりそうな状態にあるかどうかをチェックする「フレイル健診」も始まりました。

フレイルの予防には、次の3つが重要だといわれています。
(1) 栄養(食・口腔機能)
(2) 運動
(3) 社会参加

この3つが生活のなかに組み込まれることで、身体、心(認知)、社会性が維持され、要介護への移行を防ぐことができます。

コロナ禍で変わった生活様式のフレイルリスク

新型コロナウイルス感染症の予防には、“三密”を避けることが重要です。しかし、高齢者にとってはフレイルのリスクになるため、コロナ以前よりも意識的にフレイル対策を行うことが重要といえます。

(1)栄養(食・口腔機能)
外出自粛によって買い物の回数が減ったり、人との接触を減らすことで会話の機会が少なくなったりします。人と話さなくなり、活動量も減少することで食事量も減り、口腔機能の低下や低栄養の原因となります。また、人と会わないときも丁寧な歯磨きを忘れずに。

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(2)運動
外出自粛で近所への買い物や散歩などを控えたり、デイサービス利用を中止したりすることで身体を動かす機会が減り、サルコペニア(骨格筋・筋肉の減少)のリスクが高まっています。

(3)社会参加
新型コロナウイルス感染症による活動自粛で、趣味やボランティア活動など、これまで生きがいとしていたことが継続できないことでストレスを感じる、感染への不安が強くなる人も少なくありません。これが抑うつや認知機能の低下の原因になることがあります。

身体的な機能と心理、社会面での影響は相互に影響し合っています。そのため、フレイル対策を意識した生活を送り、感染対策との両立を目指すことが重要です。

離れていても家族や友人との支え合いを

活動量の減少はサルコペニアや食事量の減少につながりやすいため、外出を控えているときこそ家庭のなかで身体を意識的に動かすことが大切になります。ラジオ体操や肩や腰、膝などに痛みが出ない程度のスクワットで筋力を維持するなど、できる範囲で身体を動かしましょう。

身体を動かすことで、食事量の減少も防ぐことができます。食事は栄養バランスを意識し、とくにタンパク質はしっかり摂りましょう。

家族や友人とのコミュニケーションもフレイル予防には重要なポイントとなります。独居の高齢者に対しては、こまめに電話を入れたり、ビデオ通話ができる環境を整えたりと、離れた家族や友人とコミュニケーションがとれる手段を考えましょう。

加齢とともに心身の機能は低下しますが、対策をとることでその進行を緩やかにすることは可能です。生活のなかで工夫しながら感染対策との両立を目指しましょう。

参考資料
公益財団法人長寿科学振興財団健康長寿ネット:新型コロナウイルス感染症対策
https://www.tyojyu.or.jp/net/topics/tokushu/covid-19-taisaku/index.html
日本老年医学会:「新型コロナウイルス感染症」 高齢者として気をつけたいポイント
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/citizen/coronavirus.html

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2019年8月22日
りょう さん

 今回のかんたん健康レッスンvol84「その痛み、気象病かもしれません」は大変示唆に富んだ提言だと思います。来年のオリ・パラは、今からでも遅くない、秋に開催すべきであると、切に思いました。

2019年8月2日
ブラック さん

睡眠時無呼吸症候群って最近TVでも話題にされる疾患ですね。身近な人もこの疾患で治療していたこと聞きました。自分ではなかなか気づかない怖い病気ですね。

2018年12月1日
りょう さん

「かんたん健康レッスン」は、いつも参考にさせていただいております。vol.75「子どもの体力は下「がっているの?」のなかで、「疲労からの回復力」や「柔軟性」が、体力として広くとらえられていることに共感いたしました。体力の低下と言えば、すぐ「鍛えなければ」との思いがわきがちですが、野外での遊びの中から愉しく身につけていくものであることが、よくわかりました。



2018年2月26日
りょう さん

かんたん健康レッスンvoL.68「腸内温度に気をつけよう」は、普段の生活の中ではともすると見逃してしまう視点であり、私の生活習慣を見直すひとつの契機になりました。ありがとうございました。今後とも、このような新しい知見をわかりやすく教えてください。



2017年3月26日
りょう さん

 森田正馬は、自己の体験をもとに、神経症を精神の病でなく自己理解の誤りから生じていると喝破した。たとえば書痙は、文字を書こうとすると手が震えたり強直して書けなくなることで、神経症の一つとされているが、結婚式等の列席者名簿に改めて名前を書こうとするとき、緊張してうまく書けない経験は多かれ少なかれ誰しもあるだろう。普通はその違和感を忘れてしまうのだが、完璧を目指す神経質者はそれに拘り、あってはならないこと、なくそうなくそうとして返ってその違和感が固着する。もともと病ではないのだから、軽症の場合は、森田療法関連の本を読むだけで解決するケースも多く、私もその一人です。

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