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お役立ち医療コラム

新型コロナウイルス感染予防で増加
マスク生活で肌荒れ・皮膚炎はなぜ起こる?

更新日:2021年3月19日

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ新しい生活様式のひとつとして定着したマスクの着用。しかし、毎日のマスク着用で肌荒れや皮膚炎などのトラブルも増えているといわれています。顔の皮膚トラブルは、精神的な負担となることも多く、予防対策が大切。マスク着用で肌荒れや皮膚炎が起こる理由、予防対策を紹介します。

マスクによる皮膚トラブルの原因は?

連日のマスク着用による肌荒れや皮膚炎などの皮膚トラブルは、特に不織布マスクで起こりやすいといわれています。

不織布マスクで皮膚トラブルが増える主な理由は、①不織布の特性、②マスクのなかが蒸れやすい、③マスクによる摩擦刺激の3つです。

不織布マスクは布マスクやウレタンマスクに比べて気密性が高いのが特徴です。それがウイルス拡散防止効果の高さの理由でもありますが、気密性が高いがゆえにマスクのなかが蒸れて湿度が高くなり、マスクの外より温度も上昇します。湿度が高いと、「水分が多いから肌が潤っているのでは?」と考えがちですが、実はそこに落とし穴があるのです。マスクを外すと気化熱で水分が急激に蒸散し、必要な水分まで奪ってしまい、逆に乾燥が進んでしまうのです。

また、蒸れたマスクのなかは雑菌が繁殖しやすくなっています。ニキビの原因となるアクネ菌が増殖しやすくなったり、毛穴に皮脂が詰まったりすることも皮膚トラブルの原因となります。

サイズが合わないマスクは摩擦刺激を受けやすい

マスクが顔にフィットしていないことも皮膚トラブルの原因のひとつ。少しの顔の動きでもマスクがずれてしまうため、その度に皮膚には摩擦による刺激が加わります。その刺激によって皮膚を守るバリア機能が低下してしまうと、外部からの刺激により敏感になり、皮膚炎が起こりやすくなります。

マスクは、鼻の部分がしっかりフィットし、顔のラインに沿うサイズのものを選ぶことでずれにくくなり皮膚との摩擦を抑えることができます。同じ不織布マスクでもメーカーによって硬さや毛羽立ちやすさなどが異なるため、いくつか試して自分に合うものを探しましょう。不織布マスクと皮膚の間にガーゼなどを挟んで皮膚に直接マスクが当たるのを避けるのも一案です。

また、人混みでは不織布マスク、人との距離が保て、換気が十分な場所ではウレタンマスクや布マスクに変えるなど、その場に応じて使い分けることも皮膚トラブルの予防に役立ちます。周囲に人がいない場所でウオーキングする場合などはマスクを外すことも考えられますね。

》》皮膚のバリア機能とは?

帰宅後はすぐに洗顔&保湿ケアを

マスクを着用する前に十分に保湿をすることはもちろん、食事などでマスクを取った後は清潔なタオルなどで口の周りの水分、汗、汚れなどを拭き取り、可能であれば保湿ケアもしましょう。帰宅後はすぐに洗顔をして汚れを落とせば、感染予防対策にも役立ち、皮膚トラブルを防ぐことにもつながります。

このとき、熱いお湯での洗顔は、大切な皮脂を奪ってしまうので避けましょう。また、洗い残しがあると、洗顔料の成分が刺激となって皮膚トラブルの原因になるので、しっかりと洗い流すことが大切です。洗顔後は水分が蒸散しやすいため、皮膚をこすらないように水分を拭き取り、できるだけ早く保湿ケアすることを心がけましょう。皮膚炎を発症した場合は、皮膚科を受診して早めに治療することが大切です。

参考資料
厚生労働省:新型コロナウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.
html#Q4-1

一般社団法人 日本衛生材料工業連合会
http://www.jhpia.or.jp/product/mask/index.html#index
東京医科歯科大学医学部附属病院 新型コロナウイルス感染症に負けないマメ知識【皮膚科】マスクかぶれ予防法
http://www.tmd.ac.jp/medhospital/topics/covid-19-mame/hifuka_kabure.html
日本皮膚科学会 接触皮膚炎診療ガイドライン2020
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/130_523contact_dermatitis2020.pdf

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2019年8月22日
りょう さん

 今回のかんたん健康レッスンvol84「その痛み、気象病かもしれません」は大変示唆に富んだ提言だと思います。来年のオリ・パラは、今からでも遅くない、秋に開催すべきであると、切に思いました。

2019年8月2日
ブラック さん

睡眠時無呼吸症候群って最近TVでも話題にされる疾患ですね。身近な人もこの疾患で治療していたこと聞きました。自分ではなかなか気づかない怖い病気ですね。

2018年12月1日
りょう さん

「かんたん健康レッスン」は、いつも参考にさせていただいております。vol.75「子どもの体力は下「がっているの?」のなかで、「疲労からの回復力」や「柔軟性」が、体力として広くとらえられていることに共感いたしました。体力の低下と言えば、すぐ「鍛えなければ」との思いがわきがちですが、野外での遊びの中から愉しく身につけていくものであることが、よくわかりました。



2018年2月26日
りょう さん

かんたん健康レッスンvoL.68「腸内温度に気をつけよう」は、普段の生活の中ではともすると見逃してしまう視点であり、私の生活習慣を見直すひとつの契機になりました。ありがとうございました。今後とも、このような新しい知見をわかりやすく教えてください。



2017年3月26日
りょう さん

 森田正馬は、自己の体験をもとに、神経症を精神の病でなく自己理解の誤りから生じていると喝破した。たとえば書痙は、文字を書こうとすると手が震えたり強直して書けなくなることで、神経症の一つとされているが、結婚式等の列席者名簿に改めて名前を書こうとするとき、緊張してうまく書けない経験は多かれ少なかれ誰しもあるだろう。普通はその違和感を忘れてしまうのだが、完璧を目指す神経質者はそれに拘り、あってはならないこと、なくそうなくそうとして返ってその違和感が固着する。もともと病ではないのだから、軽症の場合は、森田療法関連の本を読むだけで解決するケースも多く、私もその一人です。

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