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葬儀の新たな選択肢 宇宙葬

更新日:2016年12月16日

海洋散骨、バルーン葬、宇宙葬…近頃、少し変わった葬儀の方法を耳にします。
今回は、様々な葬儀の中でも特に気になる宇宙葬について、株式会社銀河ステージ メモリアルプランナーの佐野高志さんに、お話を伺いました。


なぜ、今までにはなかった様々な葬儀の方法を提案したいと思われたのでしょうか?また、その中で、なぜ宇宙葬を考え付いたのでしょうか?

「私が死んだらお空の星になって孫たちをいつまでも見守っていてあげたい」
介護施設で聞いた一人のおばあさんの言葉から、このサービスは始まりました。
そんな方々の希望を叶えるため、アメリカで既に二十年近い実績がありながら、日本ではあまり知られていなかった宇宙葬を、日本向けにカスタマイズして手軽な形で多くの方に利用してもらえる形にしたものが、銀河ステージの宇宙葬です。



宇宙葬にはどのような種類がありますか?簡単にご説明いただけますか?

宇宙葬は4種類のプランをご用意しています。
まず「宇宙飛行プラン」です。ご遺灰を納めたカプセルをロケットに搭載し、宇宙空間へと打ち上げます。ロケットは、アメリカ・ニューメキシコ州にある商業宇宙船発着基地「スペースポート・アメリカ」より打ち上げられます。 2015年11月に実施された宇宙飛行プラン(フライト名「Tribute Flight」)では、日本人3名を含むご遺灰が宇宙空間へと打ち上げられました。

次に「人工衛星プラン」。こちらはご遺灰を納めたカプセルを人工衛星に搭載して、宇宙空間へ打ち上げます。この人工衛星は、宇宙空間到達後、最長で240年間にわたって軌道上を周回します。これまでに打ち上げられた人工衛星には、宇宙飛行士ゴードン・クーパー、「スタートレック」の俳優ジェームス・ドゥーアンをはじめ、世界各国約320名のご遺灰が搭載されています。また、人工衛星の位置は、有料になりますが、専用のアプリをダウンロードすることで確認することができます。

次に「月旅行プラン」。こちらはご遺灰を納めたカプセルをロケットに搭載して月面までお運び致します。アメリカ航空宇宙局(NASA)の依頼で、1999年より行っているプランです。次回は2017年に実施される予定となっています。

最後に「宇宙探検プラン」は、ご遺灰を納めたカプセルを宇宙帆船(深宇宙探査機)に搭載して、宇宙空間へと打ち上げます。宇宙帆船は、宇宙の果てを目指していつまでも飛び続けます。次回の宇宙探検プランは宇宙帆船「サンジャマー(Sunjammer)」を使用し、2017年に実施される予定です。

 ご遺灰を納めたカプセル

打ち上げセレモニーの様子



一番人気のある宇宙葬はどれですか?また、どのような方が宇宙葬に申し込まれていますか?

現在、最も申込者が多いのは長期に渡り宇宙空間を周回する人工衛星プランです。アプリ等で地上からも今遺骨が飛んでいる位置を確認できるというのも魅力のようです。
生前から、最も興味を持つ方が多いのは月旅行プラン。家族にとっては、毎夜、見ることができる月を見て故人を思うことができますし、本人による生前予約でも人気のプランです。


今まで申し込まれた方は、年齢、性別等多岐にわたり、居住地も全国様々です。
総じて、このサービスを始めた当初は「故人が生前から宇宙葬を望んでいたがどこに申し込んだらいいのか分からなかった」という方が次々と申し込まれましたが、現在では「自然が好きだったお父さんには宇宙という大きな自然の中で眠って欲しい」「旅行が好きだったお母さんに宇宙旅行をプレゼントしたい」「パスポートを取ったのに一度も海外へ行くことなく病没した母を宇宙へ行かせてあげたい」など、ご遺族の希望で施行される方が増えています。

今まで貴社のサービスに申し込まれた方にまつわる、一番心に残るエピソードがあれば教えていただけますか?

「死んだら宇宙に打ち上げて欲しい」と希望されていた方が病で若くして亡くなり、職場の皆さんがカンパし合って宇宙葬を申し込まれました。
故人のお母様は全盲で、打ち上げ証明書等も見ることができないのですが、打ち上げ場所で弊社社員が遺骨の積み込まれたロケットに向かいお母様のメッセージを代読した様子をフォトフレームからの音で聞かれ、感動された旨をご家族からお聞きしました。
打上状況はライブ配信され、職場の皆さんも集まって打上成功時に拍手されたそうです。



プロの眼でご覧になって、これからの葬儀、人生の終幕には何が一番求められていくようになると思われますか?

現在のお墓事情から、海洋散骨などお墓のない供養が増えていくと思われます。
先般亡くなられたりりィさんのように「葬儀は密葬でいいからお骨は海に撒いて欲しい」とか、「火葬だけしてくれたら良いので、遺骨を宇宙に打ち上げて欲しい」という方などが事実増えています。
また、少子化や転勤などでお墓の維持が難しくなった方には、遺骨の一部を小型骨壷やアクセサリーに入れて身につけたり、部屋に飾ったりする「手元供養」の需要も増えつつあります。


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