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添乗員見聞録Vol.15
南インド、ヒンドゥー教の結婚式

2013年12月18日

南インドってどんなところ? 実は一番「インドらしいインド」かもしれません。なぜ? 10世紀ごろにイスラム勢力がインドに侵略して以来、インド北部はイスラムの影響を大いに受けてきましたが、南インドはイスラムの影響をほとんど受けず、純粋なヒンドゥー文化が色濃く残っています。またさらに時代をさかのぼっていくと、紀元前1500年にインドにアーリア民族が入ってきたといわれていますが、すでにその頃には今も南インドの大多数を占めるドラヴィダ民族が住んでいたと言われており、一説にはドラヴィダ民族がインダス文明の担い手であるとも。ちなみにアーリア民族はほりが深く目鼻立ちのはっきりしていますが(いわゆる私たちに日本人が想像するインド人)、ドラヴィダ民族は鼻が低く顔も丸く、どことなく日本人に似ていて親しみを感じます。

今回は旅の2、3日目にいくつかのヒンドゥー教寺院を訪ねました。南インドのヒンドゥー教寺院の特徴は「ゴプラム」という塔門があることで、その塔門は人が寺院に入るために通り抜ける門の屋根が細長い台形になっていて、その表面には無数の細かい神様の彫刻が施されています。とくにマドゥライにある南インド最大のヒンドゥー教寺院であるミナークシ寺院のゴプラムは鮮やかに塗装されていますが、12年に1回の割合で塗り替えられるそうです。寺院に入る際には必ず靴を脱いで入ります(裸足になることが神への敬意の表現だとのことです)。私たちはヒンドゥー教徒ではないため本殿の中には入ることができませんが、それでもその周りに施された彫刻や、神々の像など見ることができました。

ところで今回私たちがヒンドゥー教寺院に訪れた2日間はラッキーな日でした。ヒンドゥー教の占い師によるとこの2日の間に結婚式を挙げると幸せになれるということで(日本でいう大安吉日?)、寺院内で何組かの結婚式に遭遇することができました。新郎新婦の衣装は西洋風のウェディングドレスではなくヒンドゥースタイルでエキゾチックな感じでした。そして幸せそうな新郎新婦の周りには彼らを祝福する多くの親戚や友人たちでごった返していました。私たちも写真を撮らせてもらおうと彼らにカメラを向けるとにこやかにほほ笑んでくれました。逆に彼らからすると日本人が珍しいせいか、私たちも写真攻めにあいました。こうして私たちは新婚夫婦の永遠の幸せを祈りつつも寺院を後にしたのでした。


記事提供:ユーラシア旅行社

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