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あたたかな思い出をかたちとして残しましょう
世界にひとつだけのペットのフィギュア

更新日:2017年6月20日


コピー機で写真やイラストを複写するように、立体像を忠実に再現するのが3Dプリンターです。徐々に普及してきましたが、コンビニに設置されたコピー機のように、誰もが使えるというものではありません。
ペットのフィギュアを制作してくれる3D PETSHOP(東京・南青山)にお邪魔して、取締役の山下修治さんとクリエイターの藤田聡子さんにお話をうかがいました。

Q 3Dプリントについて教えてください


3Dプリントはメディアに取り上げられるようになり、知名度も上がってきました。3Dプリンターで立体を出力するためには、そのもととなる3Dデータが必要です。当社のスタッフはパソコンソフトの業界にいたものが多く、3Dのデータをつくるということは得意分野だったので、2015年から現在のサービスを行っています。

私たちにフィギュアをご注文くださるお客様の約半数は、飼っていた犬や猫が死んでしまって、その子の思い出のために制作を希望されます。もともと私たちは写真をお預かりしてフィギュアをつくるというサービスですから、いまはいないワンちゃん猫ちゃんでも、制作は可能です。また今も元気だけれど、子犬、子猫の頃のものをつくりたいというケースもありますし、成長にそって何体もつくられるお客様もいらっしゃいます。

通常の3Dプリントの場合、専用のスキャナーで撮影する場合もありますが、犬や猫はなかなかじっとしていてくれません。ですから、写真1枚あれば、そこから立体をつくりだす私たちのようなサービスは、ペットのフィギュア制作には向いていると思います。

これまで犬と猫が主だったのですが、最近、フェレットやウサギを制作しました。爬虫類や鳥はまだ依頼がないですね。ただ、鳥などは足が細いので、強度の問題から台座をつけるなど工夫が必要になるかと思います。写真があれば動物に限らず、恐竜だっておつくりしますよ。

海外からもご注文をいただきます。海外に送る際は、輸送の途中で壊れたりしないかとドキドキします。それは、日本のお客様に対しても同じですけど。無事に届いたとご連絡いただくとホッとします。

Q 実物はどのくらいの大きさになるのですか。


サイズは、S、M、Lの中からお客様に選んでいただきます。見た目にもっとも大きい部分、寝そべっているのであれば体長、お座りのポーズであれば体高を基準にします。Lサイズならば、長辺が12~13センチです。また、ご要望があれば、特注でもっと大きなものも対応します。

大きいサイズのフィギュアは、壊れにくくするために中を空洞にしておいて蓋をするのですが、そこにペットのお骨を入れている方もいらっしゃいます。最初にそのようなご希望をお聞きしている場合は、蓋を開けた状態で納品いたします。届きましたら、お客様のほうで粉骨したお骨を入れて、封をしていただくのです。

Q フィギュアができあがるまでは、どのようなやりとりをするのですか。


ご注文をいただいてからお手元に届くまでは、平均して1カ月ちょっとお時間をいただいています。

まず、メールを使ってフィギュアにしたい写真を送ってもらいます。お写真を拝見しながら、「背中が映っているお写真はありませんか」など、質問をさせていただき、データ制作のための情報をそろえていきます。
お客様には、お顔の正面写真、横顔、後姿などあったほうが正確につくれますよと伝えますが、後頭部などはあまり写真に残していませんよね。また、犬や猫はじっとしていないので、顔とポーズがばっちり決まっている写真も少ないです。
私たちの場合は、お写真をもとに、人の手でデータをつくりますので、「顔はこの写真を使ってください」「ポーズはこちらを」というリクエストにもお応えできます。

お客様とのやりとりは、基本的にはメールですが、パソコンやスマホでメールを使わないお客様には、写真を郵送してもらい、こちらからのデータもファックスもしくは郵送でお送りしています。メールを使わなくても、問題ありません。

Q 写真を送ってもらったら、それでデータを作成するのですか。

こちらの猫ちゃんの場合、お客様から送っていただいた写真は4枚。このポーズでフィギュアをつくりたいという写真にはしっぽが写っていなかったので、別の写真に写っているしっぽの位置でよいか、それとももう少し体に添わせた方がよいのかなど確認させていただきました。

写真をもとにデザイナーがパソコンを使ってデータを制作していきますが、その工程は粘土で彫刻をするような感じです。彫刻のように人の手でつくるので、技術の差が非常に出るところですが、他社と比べても、モデリングの技術はうちが一番ではないかと自負しています。デザイナーの藤田がやっているデータ作成は職人的なものですね。


写真を元に制作したCGデータ。お客様にはさまざまな角度から確認してもらう

Q デザイナーとしてのこだわりを教えてください。

「写真には写っていないけれど、首輪をつけてください」という要望も手作業だから対応できることだと思います。レースのフリフリの服を着たワンちゃんでは、フリフリ部分を作りこんでいきますので製作期間もちょっと長くなります。毛並も同様で、毛並みの豊かな子だと時間がかかります。また、しわやたるみも個性ですので、丁寧に再現するようにします。ブルドッグやパグのしわやたるみはデータをつくっていて萌えますね。

猫は同じ種類であっても個体差が大きく、私は犬よりも難しく感じます。猫の体はぐにゃぐにゃと自由自在になりますから。犬や猫のデッサンを本でみて、体つきや毛の流れなど勉強しています。

デザイナーとしてこだわっているのは眼です。角膜を彫り込むというか、瞳に光を取り込むようにすることで、生き生きしてきます。また、アクセサリーがついた首輪は出力すると小さくてわかりにくくなることがあるので、心もち大きくする工夫をしています。

Q データをもとにお客様に確認してもらうのですか。


データができたら、お客様に送り、みていただきます。このときに「しっぽをまっすぐに伸ばしてください」とか「顔を少し傾けてください」などのリクエストや修正をお受けしています。修正回数の上限は設けていませんので、お客様が納得してくださるまで行います。
現状の3Dプリンターでは、色の再現性が実物とまったく同じにするのは難しく、若干、毛の色などはデータと異なる場合もあります。ただし、出来上がりとのずれがないようにデザイナーのほうでも注意をはらっています。

Q データができたら、いよいよ3Dプリンターの登場ですね。


お客様にOKをいただいたら、3Dプリンターでフィギュアの製造に入ります。
石膏の粉末に糊などを混ぜたものを、薄く何層も何層も重ねて立体にしていきます。ひたすら繰り返していくことで、猫の足などがわかってくるようになります。大きさによっても異なりますが、数時間かかります。基本的には、紙のプリンターと同じですから、同時に彩色もしていきます。



石膏を重ねていくので、出来上がりは粉まみれになっています。風を吹きかけて粉を取り除きますが、出来上がったばかりのものは、完全に固まっていないので、風をかけるにも技術が必要です。耳など薄い部分は、下手に風をかけると変形してしまいます。


この後、含浸液(がんしんえき)に浸して硬度を高めます。
また、目と鼻はツヤッと濡れた感じにしたほうが生き生きとなるので、ゼリー状の樹脂を塗ります。これで完成です。

Q 完成品を受け取ったお客様からはどのような感想が寄せられますか。


「予想以上にそっくり!」と喜んでいただくとやはりうれしいですね。亡くなったペットのフィギュアをご注文いただいた方からは「やっとあの子が帰って来た」とご連絡いただきました。ペットロスだった方も涙して喜んでくださったそうです。

フィギュアを仏壇に飾った写真を送ってくださる方もいらっしゃいますし、「車に乗せて一緒に旅しています」というお声もいただきました。ただ、フィギュアは水や直射日光で色があせてしまうことがあるので、そのあたりはちょっと気をつけていただければと思います。このような感想をいただくと、この仕事をやっていてよかったと思います。

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2015年8月24日
小春 さん

人形焼きの板倉屋さん。

おいしいお店ですよね。

昔からファンです!

2014年5月20日
bovsan さん

僕は、アトム。今年16歳になるサバトラの猫。
鉄腕アトムに因んで賢明で強くなるようにという事らしい。
でも寄る年波には、勝てずここ1ヶ月体調を崩し、嫌々ながら通院中。
病院の先生方は、とても16歳には見えないね、毛艶も良いといつも褒めてくれる。
褒められるのは嬉しいけど先生のリップサービス、リップサービスと戒めている。
でも病院の待合室で患者のお母さんにも僕の顔が若いって驚かれた。
どうやら僕は本当に年相応に見えないようだ。特別にエステもやっていないし、それほど手を掛けてもらっているようには思えないんだけど・・・。
唯一思い当たるのは、お母さんと一緒にスターリミルクを15年食べ続けている事だけ。
お陰で殆ど大病もせず、若くいられたってことかニャン。
でもまだ通院中、頑張るニャン!

 

2014年5月15日
カピバラ 殿

わが家のわんこもおいしくいただいています!

ミルクを取り出すと一目散に走ってきます。

変化がみられるのが楽しみです。

 

2014年3月4日
小春 さん

ペットにもサプリメント!

考えてみれば、当然ですね。

参考になりました。

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