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睡眠でアンチエイジング

更新日:2012年12月26日

「若い頃は昼まで寝ていたのに、最近は日曜日でも早起きしてしまうんだよね」といわれる方少なくないですよね。若い頃にくらべて疲れは抜けにくいのに、なぜ十分な睡眠がとれないのでしょう? 睡眠と加齢の関係について調べてみました。

ぐっすり眠りたいと願う人が増えている

日本人の睡眠時間は他国の人々にくらべて短いということをご存知ですか。2010年の国民健康・栄養調査(厚生労働省)によると、1日の平均睡眠時間は、20歳代から70歳以上のどの世代においても「6時間以上7時間未満」が最も多いということがわかりました。さらに、30歳代の男性と40歳代の女性ではおよそ1割の人が「5時間未満」と回答しています。仕事や家事・育児に忙しい世代では、睡眠時間を確保するのが難しいということなのでしょう。

一方、「最近1か月間に、眠れないことが頻繁にありましたか」という質問に対して、男性の11%、女性の14%の人が「はい」と答えています。睡眠時間の確保も難しいだけではなく、良質な睡眠も得られていない人が少なくないということがわかりました。

「眠れない」ことを主訴とする睡眠障害には、ベッドに入ってからもなかなか眠れない入眠障害や、夜中に目が覚めてしまう中途覚醒、目覚めたとき眠ったような気がしない熟眠障害、夜が明ける前から目覚めてしまう早朝覚醒があります。いずれのタイプも満足な睡眠が得られず、「ぐっすり眠りたい」と心から願っていることでしょう。

入眠障害では、「子どものころから寝つきが悪く親が苦労していた」という体験をもつ人が多く、幼児期からこのような傾向がみられる場合は体質的なものと考えられます。一方、中途覚醒、熟睡障害は年齢を重ねるにしたがって多くみられます。早朝覚醒も中高年になると多くなりますが、うつ病の人にもよくみられるので注意が必要です。これらの睡眠障害を総称して「不眠症」といいますが、不眠症の定義は「睡眠6時間未満である」「十分な睡眠ではない」の二つです。

なぜ、睡眠は大切か

睡眠は、疲れたので眠くなる恒常性維持機構と夜になったので眠くなる体内時計の二つのメカニズムからもたらされます。生物の概日リズム(*)に関係するメラトニンというホルモンがありますが、これは加齢とともに分泌が低下します。すると、眠くなるサイクルがずれこみ、不眠症を引き起こすことになるのです。

睡眠は成長ホルモンとも深い関係にあります。成長ホルモンは骨の伸長や筋肉の成長などを促進するはたらきがあるため、成長期にとくに活発に分泌され、成長期が終わると徐々に減少していきますが、成長ホルモンは成長期にのみ必要なものではありません。

成長ホルモンには代謝を促進したり、病気への抵抗力を高めたり、脂肪細胞を燃焼させやすくしたりするはたらきがあるのです。「最近、疲れやすい」「人の名前が思い出せない」「肌のハリがない」「白髪が増えてきた」などと気になる方で、さらに「眠れない」と悩んでいるようでしたら、成長ホルモンの減少が原因かもしれません。

成長ホルモンの70%が夜間に分泌され、ノンレム睡眠(深い眠り)のときにより多く分泌されます。とくに、22時から25時までの間に睡眠をとると、成長ホルモンの分泌が盛んになり良質な睡眠となり、肌に潤いやハリをもたらすといわれています。とはいえ、就寝時間のことはあまり厳密に考えなくてもよいそうですので、とりあえずリラックスして眠りにつくようにしましょう。

不眠の改善法

では、不眠症はどのように改善したらよいのでしょうか。
眠れないことで日常生活に支障が出るようでしたら、病院で薬を処方してもらうのもよいでしょう。「睡眠薬は習慣になるから」と心配される方もいますが、近年多く処方されているタイプの睡眠導入剤は習慣性がほとんどありませんので、医師の指導のもと服用すれば心配はありません。

ほかには、眠るための環境を整えることも大切です。寝る直前までパソコンやテレビ、携帯電話(スマートフォン)などの強い光を見ていると交感神経が優位になり、深い眠りを妨げるといわれています。また、眠れないからと寝酒を飲む人がいますが、これは実は逆効果。寝酒でごまかしても根本的な改善にはつながりません。むしろ、睡眠導入剤よりもアルコールは習慣性が高く、肝臓や心臓にも負担がかかります。アルコールに頼るよりも、どのようにしたら自分はリラックスできるのかを考え、照明や香りの演出をして、寝室の環境を整えるほうが安眠への近道になるかもしれません。

また、眠れないと「明日も仕事なのに! 早く寝なくては!」「ああ、どうして眠れないんだろう」と気持ちばかりが焦って、余計に目が冴えてしまうことがあります。しかし、必要な睡眠の70%は寝てから最初の4時間でとれているといいますから、多少眠りに入るのが遅かったり、明け方早くに目が覚めてしまっても、あまり気にしすぎないほうがいいようです。とにかく寝室に入ったら、心も体も開放してリラックスしてください。心静かにベッドの上で横になっているだけでも、体を休めることにはなるそうです。

美しさは眠りのなか生まれる

では、良質な睡眠はわたしたちに何をもたらしてくれるのでしょうか。それは健康な体です。そして、すこやかな心、さらには、若々しい見た目も手に入れることができます。どれも手に入れたいものばかりです。そのなかでも、ここでは若々しい見た目についてお話ししましょう。

まず、先ほども述べたように、睡眠時に多く分泌される成長ホルモンは、肌や髪を美しくします。また、夜間に多く分泌されるメラトニンは体内時計の調節を担い、睡眠を促してくれると同時に活性酸素を除去するといわれています。活性酸素は老化を助長しますから、よい眠りにつき十分なメラトニンが分泌されれば、アンチエイジング効果も期待できるというわけです。

寝不足で体調が思わしくないと表情も乏しくなります。睡眠をしっかりとることで頭はクリアになり、人との会話やコミュニケーションも良好になります。そうすれば、周囲への興味も自然と高まります。人は興味が高まると瞳孔が大きくなるそうです。つまり、内面の充実は「目力アップ」にもつながり、若々しい目元が戻ってくるはずです。

このように考えていけば、美しさの土台を作るのは睡眠なんだといえますね。

また、不眠症とうつ病の関係をかんたんにまとめましたので、ご参照ください。

(*)
概日リズム:生物が示す諸現象のなかにみられる、おおよそ24時間周期で繰り返される変化をいう。このリズムは外界の日周性リズムとは異なり、内的な体内時計のようなもので、細胞の代謝のリズムに基づくものと考えられる。


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2019年6月10日
ブラック さん

愛犬もいつかは死んでしまいます。その時の悲しみを少しでも和らげることができたらいいですね。

2019年3月18日
事務局 さん

りょうさん


ありがとうございます。
核家族化はますます進んでいます。自分たちの親たちに頼りたくても頼れない、でも仕事もしなれければ生活ができない…色々な葛藤を抱えながら新米パパママたちは想像以上に奮闘していいます。

たまには甘えたい時があると思います。
そんな時は今回のコラムを少し思い出して参考にしていただければ幸いです。

2018年10月22日
りょう さん

 子育てが大変な時代、本日掲載された「孫が産まれる前から培うジジババ力」は参考になりました。ありがとうございました。

2015年8月24日
小春 さん

人形焼きの板倉屋さん。

おいしいお店ですよね。

昔からファンです!

2014年5月20日
bovsan さん

僕は、アトム。今年16歳になるサバトラの猫。
鉄腕アトムに因んで賢明で強くなるようにという事らしい。
でも寄る年波には、勝てずここ1ヶ月体調を崩し、嫌々ながら通院中。
病院の先生方は、とても16歳には見えないね、毛艶も良いといつも褒めてくれる。
褒められるのは嬉しいけど先生のリップサービス、リップサービスと戒めている。
でも病院の待合室で患者のお母さんにも僕の顔が若いって驚かれた。
どうやら僕は本当に年相応に見えないようだ。特別にエステもやっていないし、それほど手を掛けてもらっているようには思えないんだけど・・・。
唯一思い当たるのは、お母さんと一緒にスターリミルクを15年食べ続けている事だけ。
お陰で殆ど大病もせず、若くいられたってことかニャン。
でもまだ通院中、頑張るニャン!

 
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