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備えのススメ 
~避けて通れぬ中年太り~ Vol.1

更新日:2016年6月20日



こんにちは。理学療法士(PT)のぬぅです。

これまで脳卒中や認知症に対するリハビリについてご紹介しましたが、実際病気にはなりたくないもの。しかし、歳を重ねるとからだの衰えと向き合い、病気やけがを予防しなければ健康を維持するのは大変です。若いころと同じようにからだが動かない、と感じる方も多いのではないでしょうか。そこで、今回から中高年のからだの衰えについて、気を付けていただきたい点をご紹介します。


からだの衰え、目をそらさないで

年齢とともに痩せにくくなった、と感じたことのある方、多いのではないでしょうか。ご存じのとおり、その原因は加齢とともに代謝が低下するためです。
では実際、加齢とともにどのくらい代謝が落ちていくか、ご存知ですか?

基礎代謝とは、何もしていなくても消費されるカロリーを指します。


厚生労働省が策定した日本人の年代別基礎代謝基準値は、上記グラフのとおり右肩下がりの線を描いています。10代・20代に比べ、30~49歳では1日あたり約2kcal/kg、50~69歳では、1日あたり約2.5 kcal/kg減少しています。

これがどのくらいの差になるかというと、体重50㎏の人で1日あたり100kcal、1ヶ月で3,000kcal、年間で36,000kcalの違いとなります。若さの偉大さを感じてしまいますね!



では、そもそも、加齢とともに代謝が下がるのは、なにが原因なのでしょうか。

代謝を下げる原因とは?

代謝とは、活動するためのエネルギーを作ることであり、その量はからだの組織により異なります。


体重が70㎏の人は、からだの臓器・組織別に1日あたりグラフのような割合で代謝が行われます。大きな割合を占める脳や肝臓などの臓器は、代謝量が高いですが病気になったりしない限り代謝量に大きな変化はありません。つまり、加齢による代謝量の減少は大きくありません。また、脂肪組織は加齢により蓄積していきやすいですが、代謝量の割合がもともと4%程度と低いため、代謝量の変化は大きくありません。

では、骨格筋(筋肉)はどうでしょうか。
骨格筋は各臓器に匹敵するほど代謝量があります。ある調査によると、加齢により筋肉量は図のように減少します。


つまり、加齢に伴う基礎代謝量の低下は、筋肉量の減少が主な理由なのです。

年々動くのが面倒…それが危険なサイン!


基礎代謝は、体の臓器・組織の代謝量で左右されます。そのため、体重の違いにより代謝量も異なり、体重が重い人の方が代謝量は多くなります。そうなると、自分の代謝量が多いか少ないか、何を基準に判断すればよいか疑問になります。

そこで、1日あたりで使用される総エネルギー消費量(TEE)から基礎代謝量を除いた「身体活動量(PAL)」を基準に使用します。総エネルギー消費量は、基礎代謝量(何もしなくても消費されるエネルギー)と、身体活動量(仕事や通勤、家事などで消費されるエネルギー)を合算したものです。

総エネルギー代謝量は、これまでご紹介したように、加齢に伴い低下していきます。一方、身体活動量(PAL)は、ある調査によれば50歳を境に低下しています。


つまり、からだの衰えとともに、活動量が減少していくことで、1日あたりの総エネルギー消費量が低下していくのです。この状態に若いころと同じ食生活や暴飲暴食を行うと、もちろん太りますよね。





加齢による代謝・活動量の減少は、「サルコペニア」の引き金になります。「サルコペニア」とは、ギリシャ語でサルコ=筋肉、ペニア=減少、つまり筋肉量減少を意味し、中年~高齢者に多く見られます。

サルコペニアは、サルコペニア肥満を引き起こし、肩こり・腰痛・むくみから変形性関節症やヘルニア、心筋梗塞や脳梗塞などのさまざまな疾患の引き金になるリスクがあります。

次回、サルコペニアとサルコペニア肥満についてご紹介します。

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2020年4月7日
りょう さん

手洗い等についてのわかりやすい情報をありがとうございました。参考にいたします。

2020年1月16日
かんすけ さん

寝る直前のスマホチェックがなかなかやめられないですが、今年はぐっすりと眠れるようにやめていきたいです。

2017年1月18日
りょう さん

「サプリの話 第5回便秘」のなかで、「便秘解消法あれこれ」は大変参考になりました。小生がもうひとつ試みているのは、トイレでロダンの「考える人」のポーズをとりながら、つま先立ちをすることです。腹に力が入り、具合がいいようです。

2016年12月29日
りょう さん

本サイトの「太る痩せるのメカニズム」を見ていて思ったのですが、痩せ形の私がどこも具合が悪くなく、食事も普通にとっているのに体重が減るというのは、筋力が衰えてきたせいでしょうか。やはり日常生活の中に、筋力を鍛える機会を意識的につくらなければならないのでしょう。現代生活の利便性がもたらした弊害なのでしょうね。

2016年3月8日
事務局 さん

りょうさん

ご投稿ありがとうございます。

これからどんどん高齢化が進みます。そして、高齢者も大昔のように隠遁生活を送ることもできません。

ここで紹介しました「ヒアリングヘルプ」は、生活していくうえで重要なコミュニケーションを支えてくれるものだと思います。

これからも、みなさんの生活を支えられる情報をお届けしたいと思っております。

事務局より

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