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~今考えたい!気になる話題 温暖化~ 「牛のゲップを減らして脱温暖化!?」

2020年1月24日



地球温暖化は私たちの将来をおびやかす深刻な問題です。人類の滅亡はおろか、すべての動植物の存続の危機とも言えます。近年はますます台風や山火事などの自然災害が甚大になってきていますが、対策はなかなか進んでいないのが現状です。
最近では、国連の地球温暖化サミットでスウェーデンの若き環境活動家であるグレタ・トゥーンベリさん(17歳)のスピーチが話題となりました。これからの将来を担う若い世代のオピニオンリーダーとして地球温暖化を危惧しており、一刻も早く地球温暖化対策を進めなければならないと熱く語っています。

2018年には温室効果ガス濃度が観測史上最高となりました。
人間の活動によって増加したおもな温室効果ガスとして、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスがあげられます。
そのなかでも、二酸化炭素はもっとも地球温暖化に影響を及ぼす温室効果ガスです。石炭や石油の消費、セメントの生産により大量の二酸化炭素が大気中に放出されます。また、大気中の二酸化炭素を吸収する働きを担っている森林の減少により、大気中の二酸化炭素は年々増加しています。



地球温暖化に関する問題は何十年も前から言われています。有効な対策が確立されていないのは、問題意識はあるのに多くの人が行動に移せていないという状況も一つの要因ではないでしょうか。もしくは問題意識そのものが希薄なのかもしれません。

実は「牛のゲップ」が地球温暖化を促進するということをご存知でしたか。

■牛のゲップが温暖化を加速する?

そもそも、牛のゲップくらいで地球温暖化が加速するというのは本当なのでしょうか?
牛のゲップには温室効果ガスの一つである「メタン」が多く含まれているため、地球温暖化を進めているというのは本当の話です。

牛、ヒツジ、ヤギなどは、反芻(はんすう)動物と呼ばれています。反芻とは、一度飲み込んだ食べ物を再び口の中に戻して、再咀嚼(さいそしゃく)してまた飲み込むことです。
反芻動物の最大の特徴は、4つの胃(第1胃~第4胃)を持っていることです。この4つの胃で牧草など食べたものを消化するために、時間をかけて何度も反芻をくり返します。このときにメタンガスが発生し、ゲップになって大気中に出るのです。

メタンガスは二酸化炭素の50倍以上の温室効果があり、大気中のメタンガスの20~30%が、反芻動物のゲップによるものだと言われています。

■特殊なえさで牛の体内メタンを減らす!



排出されるメタンガスの3分の2は、先述したように人間の活動がおもな原因となっています。なかでも深刻な産業の一つに畜産業があり、とくに牛の飼育によるものが温暖化促進として議論にあがっています。世界中の牛たちが、メタンガスを放出し続けているので、肉や乳製品の消費を減らせば問題の解決につながると考えられますが、容易なことではありません。
しかし、イギリスのケンブリッジ大学では、すべての学生食堂で3年前から牛肉と羊の肉を使った料理を提供することをやめており、現在ではほかの大学に広がりをみせています。

一方、最近ではゲップを出しにくくする消化の良いえさの開発が進んでいます。
バランスのとれた高品質のえさを牛に与えることにより、牛が放出するメタンの量を減らそうという試みです。
とくに大きな効果が期待できるのは、えさに海藻を加える手法です。オーストラリアのジェームズクック大学では、2016年に「カギケノリ」と呼ばれる海藻を牛の第1胃から採取した体液に混ぜる実験が行われました。2%の海藻をえさに加えることで、発酵作用と消化機能への影響を最小限にとどめながら、メタンの発生を防ぐことに成功しています。

■これからの課題
畜産業と温暖化に関する議論はまだまだ続きそうです。
温暖化対策は、今も新たな取り組みが世界各国で行われています。私たちも他人事とは思わず、まずは意識改革から始めて、「今そこにある危機」をしっかりと把握し動き出さなければなりません。
「脱温暖化」をめざしてまずはエアコンの設定温度を下げる、マイカーでの移動を控えるなど今日からできることを実践してみませんか?

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2020年1月24日
事務局 さん

りょうさん


ありがとうございます。
いよいよ東京オリンピック・パラリンピックまで半年となりました。
スポーツはする側も見る側も楽しむだけでなく、感動や勇気を与えてくれるので人々の心を豊かにしてくれるですね。
オリンピック・パラリンピックでは、沢山の選手の熱い闘いを目と心にに焼きつけたいものです。


2019年12月26日
りょう さん

全神経を集中させる静寂の競技「ゴールボール」は面白そうですね、このような障がいの有無を問わず同じ条件で健常者も楽しめる競技が増えることは、スポーツの豊かさにつながり、オリンピック・パラリンピック本来のものと思います。たのしみにしています。

2018年4月20日
りょう さん

 写真家ヨシダナギさんについてのコラム、大変興味深く読ませていただきました。被写体を単に外側から撮るのではなく、自らも被写体と一体となって内側から撮る写真には、たぶん実相が映されているでしょう。是非、写真展を観にいこうと思います。ありがとうございました。

2016年6月29日
りょう さん

アドラー心理学が注目されているようですね。「嫌われる勇気」という言い回しが現代受けするからでしょう。その根底には、目的論があり、西洋は依然としてこの2項対立構造から脱していない。親鸞の「悪人正機説」を2項対立的に受け止めてはいけないように、「利己的な私は嫌われても仕方がない」という自覚が根底にないと、厚顔無恥な人間ばかりを生み出すように思われる。

2016年3月8日
事務局 さん

小春さん

こんにちは。

紹介した本にご興味をもっていただいてありがとうございます。

親子の間では、照れくさくて優しい言葉をかけにくいものですが、大きな病気をした人の気持ちを思いはかり、寄り添うことは大切なことですね。

また、本を読んだら、感想をお寄せください。


事務局

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