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『よくわかる 最新医学
パーキンソン病』

2017年10月20日

パーキンソン病

山之内 博 監修

主婦の友社  

1,400円(税別)

今回ご紹介するのは、パーキンソン病について書かれた1冊です。
パーキンソン病は、日本国内で12万人から15万人ほどの患者さんがいるといわれています。発症に男女差はありませんが、年齢的には50代後半から60代にかけて発症する方が多いといわれています。高齢化が進む日本では、ますます患者数も増加していくのではないかと考えられています。

パーキンソン病とはどのような病気なのでしょうか。
パーキンソン病は手足のふるえやこわばりなどの症状からはじまり、徐々にからだを動かすことが困難になる病気です。
脳内のドーパミンという物質が減ることによって発症することはわかっていますが、なぜドーパミンが減るのかは、まだわかっていません。
歩行に違和感をおぼえた場合、私たちは整形外科などを受診しがちですが、パーキンソン病が心配な場合は、神経内科を受診してください。

パーキンソン病のおもな症状には、「ふるえ」「こわばり」「動作の緩慢」「歩行障害」があります。本著では、それぞれの症状について具体的に説明されているので、ご自分の場合でも、親の様子がすこしおかしいと思った場合にもたいへん参考になると思います。

パーキンソン病の治療の中心は薬ですが、その治療薬の種類は多く、通常はいくつかを組み合わせて服用することになります。医師は患者さんの状態を診ながら薬を処方しますが、そのときに大切なことは、患者さんからの情報です。症状の変化や副作用等を感じたら、医師に伝えるようにします。
また、薬は決められた用量を決められた用法で飲むことが求められます。しっかりと服薬管理をして、飲み忘れ等に気をつけてください。一緒に暮らすご家族も、どの薬をいくつ、いつ飲むのかを把握しておくとよいかと思います。
ページをめくっていくと「薬とのつきあいは、医師とのつきあいでもある」という文がありました。そう、パーキンソン病は長くつきあっていく病気なので、医師とも長いおつきあいになります。よい治療を受けるためにも医師との良好なコミュニケーションが保てるといいですね。

また、本著では症状が進んだときにも触れ、ケア情報が詳細に紹介されています。患者さんにとって快適な生活をおくるための介護用品、生活を支えるための福祉制度について、いざというときのための情報が掲載されています。

初期のパーキンソン病では、歩幅が小さくなりたどたどしい歩き方になることがあります。このような変化に対し、高齢者の場合、本人もご家族も「もう高齢だから」と考えてしまうことがあります。しかし、これまでとは違った変化に気づいたら、病院で検査、診断をしてもらいましょう。たとえパーキンソン病になっても、進行を食い止めることができれば、これまでと変わらぬ生活ができるのですから。

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山之内 博(やまのうち・ひろし)新潟県生まれ。大森赤十字病院 前院長。
1966年金沢大学医学部卒業。金沢大学医学部第二内科(村上元孝教授)入局。1972年 東京都老人医療センター神経内科、1984年 ウィーン大学神経学研究所留学、1991年 東京都老人医療センター神経内科部長、2000年 同センター副院長、2005年 大森赤十字病院院長を経て、2011年より同院顧問。
専門は神経内科学、老年医学。日本神経学会、老年医学会、脳卒中学会の専門医。内科学会の認定医、指導医。



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2016年6月29日
りょう さん

アドラー心理学が注目されているようですね。「嫌われる勇気」という言い回しが現代受けするからでしょう。その根底には、目的論があり、西洋は依然としてこの2項対立構造から脱していない。親鸞の「悪人正機説」を2項対立的に受け止めてはいけないように、「利己的な私は嫌われても仕方がない」という自覚が根底にないと、厚顔無恥な人間ばかりを生み出すように思われる。

2016年3月8日
事務局 さん

小春さん

こんにちは。

紹介した本にご興味をもっていただいてありがとうございます。

親子の間では、照れくさくて優しい言葉をかけにくいものですが、大きな病気をした人の気持ちを思いはかり、寄り添うことは大切なことですね。

また、本を読んだら、感想をお寄せください。


事務局

2016年3月8日
小春 さん

『親ががんになったときに読む本』もう少し早くに出版してほしかったです。

母ががんになったとき、医師とのパイプ役はがんばって務めたつもりですが、がんになった親の気持ちにまでは寄り添えなかったかもしれません。

反省を込めて、読んでみようと思います。

2014年3月4日
小春 さん

『イラクサ』というタイトルから、ひと癖もふた癖もありそうな小説ですね。

読んでみようと思います。

2013年4月2日
さと ちゃん

池上さんの番組は非常にわかりやすいなぁと思っていましたが、

伝え方がよいのかもしれませんね。

自分でも日常生活で「伝えたつもり」で失敗することがあります。

せっかくご紹介いただいたので、手に取って読んでみて、

今後に生かせればいいな。

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