健康知識
▼更年期の部屋
●更年期一覧
・脳梗塞の後遺症が軽減される日は来る?
・更年期女性に多い微小血管狭心症
・症状が似ている更年期障害と甲状腺機能亢進症




・脳梗塞の後遺症が軽減される日は来る?
脳梗塞は脳の血管が詰まることで、脳組織が損傷する病気。発症後、脳の損傷部分が壊死することで炎症が起こります。脳組織の損傷した場所や程度によって、身体のまひや構音障害などの後遺症が残ります。
この炎症のメカニズムが未解明であったため、脳梗塞の治療は発症後数時間が勝負でした。
慶應義塾大学の吉村昭彦教授(免疫学)率いる研究チームがこの炎症に、サイトカインの一種インターロイキン(以後IL)17と23が関係していることを、マウスの実験で突き止めました。研究によると、発症1日目、梗塞部分に死んだ細胞を捕食する免疫細胞マクロファージが集まりIL23を生成、続いて免疫細胞γδ(ガンマ・デルタ)T細胞が集まり、IL17を分泌していることがわかりました。2種類のILが連鎖的に作られ、時間差で炎症を促進させるという仕組みが解明されたのです。今後、この研究が治療に反映されれば、後遺症が軽減できるかもしれません。

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・更年期女性に多い微小血管狭心症
微小血管狭心症という病気をご存じですか? 男性に多い狭心症は、心臓表面の太い血管が動脈硬化で詰まって起こりますが、微小血管狭心症は心筋の中を走る細い血管が異常に収縮して狭くなったり、詰まったりして起こります。
女性ホルモンには、血管を広げる作用があります。閉経を機に女性ホルモンが減少すると血管が細くなりがちです。そして、それが微小血管狭心症の発症と大きく関わっています。胸痛発作には過労、ストレス、睡眠不足などが大きく影響しているといいます。発作も、読書や就寝中など、安静時に起こりやすく、痛みは数分で治まることが多いのですが、中には1日続くこともあります。
胸痛で病院を訪れて、冠状動脈の造影検査を行っても、細い血管のため見つけにくく、見逃されてきたケースも少なくありません。心臓カテーテル検査などで確定診断ができますが、体に負担がかかるので、症状から診断されることが多いようです。大きな血管が詰まるのではないので、直接生命にはかかわりませんが、アメリカの研究では、後に狭心症を起こす確率が高いことがわかっています。気になる方は、一度循環器内科の受診を。

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・症状が似ている更年期障害と甲状腺機能亢進症
閉経前後に見られる更年期障害。その代表的な症状に、多汗、頭痛、イライラ、肩こり、動悸、手の震え、やせなどがあります。実は、これらの症状は甲状腺機能亢進症(甲状腺のホルモン分泌過剰)でもみられるものです。
必要な甲状腺ホルモンは新陳代謝を促しますが、分泌が多すぎると更年期障害に似た症状が現れます。逆に少なすぎると無気力、もの忘れ、眠気、受け答えがゆっくりになるなど、うつ病に似た症状が現れます。
現在、日本は甲状腺疾患の方は500万人いるともいわれていますが、そのうちの半数の人は甲状腺の病気だと気づいていないそうです。疑わしいと感じたら、早めの受診が病気回復への近道です。
では、甲状腺機能亢進症の疑いがある場合、何科を受診すればよいのでしょうか? 甲状腺専門病院もありますが、大学病院や総合病院では内分泌科、内分泌代謝内科、糖尿病代謝内科が一般的です。不明の場合は総合受付で訊ねてください。

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