健康ニュース
▼季節の病気知識

・【9月】運動会の捻挫にご用心
【子どもの運動会でケガをする父親が続出】
9月になり、気温、湿度ともに落ち着きを取り戻してくると、運動会や行楽など、外で体を動かす機会が多くなります。この時期に増えるのがケガ。中でも子どもの運動会に参加してケガをしてしまうお父さんが多くいらっしゃいます。気持ちは若くても、残念ではありますが、加齢に忠実に肉体は衰えていくのです。

【捻挫は靱帯が損傷した状態のこと】
運動会のケガで最も多いのが、足首の捻挫。捻挫は関節にある靱帯に過度な力が加わったことで、伸びたり切れたりしてしまった状態のことをいいます。靭帯は骨と骨をつなぐ組織で、関節が可動域を越えて曲がりすぎたり、伸びすぎたりしないように安定させる役割を果たしています。ところが、足首に無理(過度)な力が加わると、それを支えきれなかった靱帯が損傷し、捻挫となります。

【内側に捻る捻挫が約7割】
足首の捻挫でも、足首を内側にねじる「内反捻挫」が全体の約7割を占めています。このときに傷めるのは外側にあるくるぶしの周りの靱帯です。
捻挫の程度は、靱帯が少し伸びすぎてしまったという軽症から、完全に断裂してしまったという重症までさまざま。腫れや痛みがひどくて立てない場合は、靭帯の完全断裂も疑われます。
特徴的な症状は「腫れる」「患部を押すと痛い」「ねじった方向へひねると、痛みが強くなる」です。

【予防が一番、RICEが二番】
捻挫をしないように日頃から予防に努めることは大切ですが、もしもの場合は応急処置の有無が予後に影響します。
応急処置の基本は「RICE」。Rは安静(Rest)、Iは氷冷(Ice)、Cは圧迫(Compression)、Eは挙上(Elevation)。
まずは安静に。同時に患部を冷やして、バンテージなどで圧迫して、そして、患部を心臓より高くします。そのうえで、なるべく早く整形外科を受診することが、早期回復へつながります。
運動会などで捻挫をしないためには、張り切りすぎないことが一番ですが、ほかにも効果的な予防法があります。それは、運動前には関節が温まるまで入念なウォーミングアップを行うことです。ウォーミングアップをすることで、筋肉と関節の動きがスムーズになるので、ケガをしにくくなります。また、運動後はクールダウンのストレッチも十分にして筋肉痛にならないように気をつけましょう。準備運動をしっかりして、無理をせず運動会を楽しんでください。
【提供 ヘルススクランブル】